Wuthering Heights

明日今日よりも好きになれる
杂食无节操

第一卷 第四章 夢の跡

「彼ら一人一人の死の重(おも)みなんてものも、歴史は記号(きごう)の中に埋めてしまう。確かにあれは人の命がもっとも軽かった時代かもしれない。人の生などもともとその程度(ていど)なのかもしれない。それとも逆に、これほどの重さを飲み込まなければ、歴史は創(つく)られないというのか。だとしたら」

「”歴史の価値(かち)”というものを、私は心底(しんそこ)恐ろしく思いますよ」

“战死的将士就这样掩埋在卷帙浩繁的历史中。那也许是个最轻视生命的时代,又或许人的生命本就轻如鸿毛。又或者,历史的诞生,就是需要以生命的重量为食。若真如此,”

“我自心底深深地畏惧所谓‘历史的价值’。”


「因果(いんが)な時代ですね」

「人の思いが染(し)みつく山河(さんか)も、今は人の手でいとも簡単に消えてしまう。故郷(こきょう)の山河もみるみる姿を変えていく」

「時代を越えて変わらぬものなど、今はもう、何もないのかもしれない」

“真是不幸的时代。”

“山川河流浸染着人类的情感和意志,如今人们却轻易地改变了它们的形貌。故乡的山水也转眼间变了样。”

“历经岁月而不变的事物,现在大概已经没有了吧。”


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